機動生命体
種族特性
選択可能クラス
浮遊、精神感応、物質精製
戦艦、巡洋艦、駆逐艦、輸送艦、工作艦
開閉機構の一例/クリックで拡大 宇宙の何処かにある母星で生み出される機械生命体。
基本的に感情がなく、喜怒哀楽もない。改造が無い限りは、誕生時の装備のまま。
破損が無い限りは半永久的に活動が可能。ただし、モデルチェンジなどによる廃棄処分で、2000年を越えて稼動する者は殆どいないと推測されている。
形状は実に様々。非戦闘用で最低限の武装しか備えていない個体もいる。極端な変形は出来ないが、外装の開閉、武装の露出・格納、特定部位の回転など、稼動機構を有しているものもいる。
母星では各自の呼称は『形状』に付けられる名称である為、同じ形をしていると皆同じ名前をしている。同系統から派生した新しい個体の場合は『Mk-X』とナンバリングが増えていく。
平時から浮遊状態。機動生命体同士であれば念波によって意思疎通ができる。『艦種』に分類される大型の機体は『無敵装甲』と呼ばれる鉄壁の装甲を持ち、特定部位以外への攻撃を受け付けない。
クリックで拡大 全ての個体が一つ以上の巨大な球状の『コア』を持つ。コアこそが機動生命体の命であり、頭脳であり、目であり、ほぼ唯一と言っていい弱点。念波の送信、認識能力を機能させるにはコアの一部が外部に露出していなければならず、装甲などで完全に覆うことができない。通常は緑、青、紫などの寒色をしているが、心身やコアに異常が起きると段々と暖色に変化していく。赤が最も危険な状態。コアの喪失は機動生命体にとっての死にあたる。
元々は殺戮・侵略の為の存在だが、無数の機動生命体の中に自分達の行為に疑問を持つ者が現れ母星勢力から離反。同志で小さな集団を作り、放浪団となって宇宙を彷徨い始める。
機械的思考で『疑問』に対する『答え』を探していた所、『文明や感情を知れば判るのではないか』と考え知的生命の居る星を尋ね回っていた。
しかし、知的生命と意思疎通できる発声言語を持たなかったため、精神波での遣り取りを試みようと訪問先の住人を無断でコアに収容したところ、拉致行為と思われ各地で攻撃を受けることになり、その都度収容者を解放して撤退、といった状況を繰り返すことになる。
やがて数ある接触を経て、理解者や同行者の出現、同行者らによる意思疎通の仲介など、漸く少しずつ環境が変わり始めたところ。また、同行者と共に過ごす長い旅の間に、感情らしきものが発生した固体もいる。
機動生命体以外の生命体との間に特別なパートナー関係を築く事ができる。パートナー関係を結んだ相手とだけは離れていても念波交信が可能になり、搭乗時のみ使用可能な能力の一部を解放できるようにもなる。

地上人
種族特性
選択可能クラス
魔術因子
閃士、魔術師、人外の徒
機動生命体が訪問した星の一つである、『惑星ティーリア』の知的生命体。
主に人型をしているが、人型でない者も数多く居る。平均寿命は80年。人外のみ、元となる生物の寿命に準拠していることも珍しくない。
『魔術因子』と呼ばれる特殊な素養を生まれながらに保有しており、他惑星では超常現象に分類される様々な事象を、『魔術』として自身の意志で意図的に発生・行使することができる。
住環境である星自体が『魔鋼(まこう)』と呼ばれる特殊な鉱物を内包、『魔術』はこの物質によってもたらされたもので、文明は魔術を基礎として築かれている。
魔鋼からは一般的に『魔力』と呼称されるエネルギーが放射されており、それらは魔術を行使する際の起爆剤であり力の源となる。『魔術因子』は魔鋼エネルギーが進化の過程で生体に取り込まれたもの。従って、この星で進化した生物にしか魔術の素養がない。魔術因子と魔力の相互干渉を感覚的に感知することもでき、精度には個体差があるが、物質の持つ魔力の強さや位置を判別する能力も備えている。
また、魔術因子の突然変異によって凶暴化した『魔物』と呼ばれる動植物が生息、危険と隣り合わせの生活を強いられている。そういった環境から、護身の為に何らかの戦闘技術を身につけていることが殆ど。魔物と戦うことを生業とする者も多く、都市部になると自治体が組織した騎士団などの大規模な戦力が存在し、日々魔物との戦いを繰り広げている。
大別して、魔術をそのまま魔術として使用する者と、挙動の延長の特殊効果として使用する者がいる。
複雑な機構も殆どは魔術で代行してしまう為、機械文明には今一つ馴染みがなく、機動生命体本人の兵装を使うのは苦手。代わりに、搭乗中は機動生命体のエネルギーを自身の持つ固有能力に変換使用できるようになる。

異星人
種族特性
選択可能クラス
-
礎の民、巧錬の民、天上の民
過去に機動生命体が訪問した別の星の者。凡そ似た進化を辿ったらしく、全員が人型。
機動生命体との接触において、興味本位や相互理解など様々な理由で故郷を離れ、機動生命体と共に宇宙放浪する事を選んだ者達。
出身の星ごとに文明の発展度が異なる為、得意分野も異なるが、いずれも魔術因子のような特別な物質の存在しない環境が故郷。文明の主役は科学であり、発展につれて機械化が進み、対して肉体的には虚弱化が進む。一方で、肉体的強度とは無関係に、文明の発展(医療技術の躍進)に従って長命になる傾向がある。それらを踏まえた全体的な平均寿命は85年。
発想力と工夫によって文明を築いてきたことを裏打ちするような思考能力の高さが特徴。素材となるものさえあればあらゆる手を尽し新しい物を作り出そうとし、既存の物をよりよいものへと進化させることに長ける。かたや身体的には特殊な能力がなく、生身一貫では殆ど何も出来なくなる。
機械文明との親和性や機動生命体の操作適性が高く、機動生命体自身の能力を向上させたり、武装のカスタマイズや効率化などを行うことができる。